富士養鱒直営釣り堀|まるで渓流釣りの様!釣りたてのマスを炭火で焼いて貰って自然の中で食べる体験

富士宮市【富士養鱒直営釣り堀】自然に近い渓流で手ぶらでマス釣り!自分で釣ったマスをその場で炭火焼や下処理して貰い持ち帰りも!ダヤンテールblog 富士宮特産・名物

静岡県水産海洋技術研究所に併設されたアクティビティ!管理された渓流で鱒を釣り上げた後は、捌きも焼きもお任せで!持ち帰ってマス料理にチャレンジも良し!

富士山の豊富な湧水と1年を通して比較的寒冷な気温の富士宮市猪之頭地区では、養鱒(※ニジマスの飼育)が盛んで特産品でもあります

魚を見るのも釣るのも好きなのに『骨付き魚を食べる』ことが苦手なダンニャが

ダンニャ
ダンニャ

鱒の塩焼き、旨いっ!
うん!ここは年に数回来てもイイね!
なんならオレ1人でも来れる

とまで言わしめた富士宮市北部の『猪之頭(いのかしら)』にある鱒(マス)の管理釣り場(ちょっと語弊があるのでそれは後程説明)【富士養鱒漁業協同組合直営釣り堀】では、釣り上げたマスをその場で炭火で焼いて貰い、食すことができます

この施設は昭和8年に国内で3番目となる県営養鱒所として開設されました

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県営養鱒所
木立の向こうに富士山

川が流れる自然豊かな広大な敷地のなかには、87池ものマスの飼育池があり約20万尾を管理、研究棟・調餌ふ化棟などの施設が設置されています

富士宮市では清流を利用した養鱒が盛んにおこなわれており、養鱒場の中でも釣りや摑み取りができたり、食材を持ち込んでBBQが出来たり、マスのお刺身を食べたりできるアクティビティを提供している養鱒場もあります

今回利用した【富士養鱒漁業協同組合の直営釣り堀】では、入館料300円で『とりあえず入ってみるだけ』もOK

釣は時間無制限予約無しで手ぶらで楽しめ、魚の下処理や焼きはスタッフさんが一手に引き受けて下さり(※BBQはできません。あくまで釣り上げたマスを塩焼きにして貰うだけです)超過分は持ち帰りも可能!

場内は富士箱根伊豆国立公園の1部で自然に近い渓流が流れ水温が低く、水に落ちた場合命の危険もあるので注意が必要ですが、スタッフによる管理や注意喚起により、迷惑行為や大騒ぎをする人がおらず、それぞれが楽しんで釣りやマスの塩焼きを堪能している静かな釣り場です

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体験と料金

100円単位の料金設定が多く、やる事が増えると追加料金がかかるので100円玉を多く持って行って下さい

入口は『正門側』と、第2駐車場から来る『東口料金所(兼釣り場受付)』の2か所があり、どちらからでも敷地内に入場する観覧料として『大人1人300円』かかります

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門の内側にある料金所で観覧料を払います
通常(1人あたり)30人以上の団体
(1人あたり)
大 人300円180円
子供(中学生以下)100円60円

※70歳以上の方、障がい者とその介助者(1名まで)は無料

『マスの撒き餌』はここで100円で販売されています

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池が数多くあり、中にはアルビノ種の池もあったりと撒ける場所はたくさんあるのですが、釣りの際の撒き餌は禁止されているのであくまでも『養殖池』で撒く目的のみの餌(沈餌ペレット)販売です

第2駐車場側から入場すると入口付近にすぐある『釣り場受付』ですが、正門(西門・第1駐車場)から入ると『え~っ!釣り場受付って、どこぉ~っ!どこまで行けばあるの~』と思うくらいの場所にあります😅

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散策目的なら第1駐車場利用、あくまでも釣り主体なら第2駐車場利用推奨です

敷地奥の方に『水産試験場研究棟』や『展示室』があり

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立派な研究棟や展示フロアがある

中の資料や展示水槽を無料で観覧する事が可能です

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円柱型水槽で悠々と泳ぐマス
こんなのが釣れたらいいなぁ!

敷地内トイレはこの展示室と川沿い近くの2か所があります

4カ月ほど前に付近でクマの目撃情報が在ったとの事なので、注意は必要です

神主が来て詔をあげるちゃんとした神社『井水神社』も祭られていました

釣り申し込み

散策が終わったら、『東口料金所(兼釣り場受付)』へ行って釣りの申し込みをします
釣りをしない方は、観覧だけで帰ってしまっても大丈夫です

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釣り場受付で釣りの申し込みをします

釣り堀営業時間は9時~16時
(富士養鱒場の開場時間は9時~16時30分まで)

ここでは『人数』ではなく、『貸し竿単位』で申し込みします
1竿1800円です
多少の長さの違いはありますが子供用とかはありません。竹竿にテグスと針が付いたシンプルな竿です

竿の持ち込みもOKなのですが、ルアー・フライ釣りはエリアが限定されます
針は返しが無いバーブレスフック使用で

竿代の中には、1㎏以内の釣果無料・釣った魚の内臓除去無料サービス・びく1つ・練り餌1塊(20g程度)が含まれていて、1家族1竿を使いまわしで釣る事も、人数分借りて釣りをすることも可能で制限時間はありません

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釣り方や注意事項を確認します
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ます釣り開始!

好きな竿を選んで、ビクと練り餌を受け取ったら釣り場に下りて行きます

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練り餌(ビニール袋)とビクと竿を借りたらレッツ釣業!

木々が生い茂る脇を流れる自然に近い状態での清流になっていて、所々向こう岸へ渡る橋が架かったりしていますが橋上での釣りは禁止です

足場も悪い所が多くあります

夏場でも水温が低く養殖池や川には柵が無く深い所もあるので、落水は命に係わる場合もあり、特に小さなお子さんにはくれぐれも注意してください

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釣場が見える高台から撮影

上手に餌を使えれば(ばらしたり練り餌の大きさを間違えたりしなければ)15~20回は釣りが可能だと思います

因みに1㎏は(季節にもよりますが)通常サイズで4~5匹程度と覚えておくと良いと思います

リーリース(釣り上げた魚を池へ戻す行為)禁止なので、自分で釣果を把握しながら釣る様に!

練り餌を大豆ぐらいの大きさに丸めて針を隠すように付けたら着水させます

と、びっくりするくらいの速さで喰いついて来ます!👀

海での防波堤からの落とし釣りを時々しているダヤン達ですが、ダンニャは流石に上手!

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殆んど着水と同時に喰いつき
速い!

ダヤンは…何回かバラしました😅

やっと釣り上げた~っと思ったら、釣り上げてしまうには余りにも可哀そうな小さな型

…でも、リリースはできないので頂くしか無いですね😓

釣り上げてビクに入れたのにビッチャビッチャ跳ねてビクごと川に落ちそうになったり、針を外した後跳ねて川に戻りそうになる所を必死で止めたりしながら

ダンニャが良い型を3匹、ダヤンもチビ含め2匹を釣り上げたので終了にしました

針に返しがないので針外しは楽でした

リリース禁止のおかげでしょうか?

どの個体も美しかったです

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5尾のうちで一番大きかった30センチのマス

万が一針を飲まれてしまった場合はビクにそのまま入れ、1回受付まで持って行って針を外して貰って再開できます

下流に行くと大物がいるそうですが…魚影を下流では見かけられませんでした
(実は家でムニエルにしたかったので、大きいの1匹釣りたかった…)

本当は5月頃が一番釣り易そうでしたが、紅葉が始まったこの時期も気持ちが良かったです
(※気候が良い時期は釣り場の混雑もかなり凄いみたいです)

釣り上げたマスの種類

釣っている時は必死(笑)だったので気付かなかったのですが、マスはマスでも今回は2種類のマスを釣り上げていたと知りました

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家に持ち帰ってよく見たら、種類が異なっていました

1つは、身体が白銀色のエラ部分から尾びれまで1本線が入った『サクラマス』?

もう1つは、エラから尾びれにかけて体の側面に赤紫のラインと黒い斑点がある『ニジマス』?

身は殆んどが白だったのですが、1尾薄紅色をした身のマスもいました(が、加熱すると白になってしまいました)

色々観察してみると面白いですね

釣りを終えたら計測・炭火焼申し込み

釣りを終えたら、借りたものを返却しながら重量測定をして貰います

1㎏を超過した場合は追加料金がここで発生します

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重さを測って貰います
ここで超過し過ぎても『要らない』はできないので考えながら釣りましょう

下流域には大物がいるそうで、もし大物を釣り上げても炭火焼はして貰えないのでその時は『持ち帰り』になります

自分で氷やクーラーボックスを持参して行くのがベストですが、氷(100円)・魚箱(750円)・クーラーBOX(750円)の販売もあります

焼いて欲しいもの・持ち帰りたいものを伝え『焼きマス』をして貰っている間に、全てのマスの内臓除去などの下処理を慣れた手つきで完了したものを預かって貰えるので、帰りに頂いて帰ります

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下処理は竿代に含まれていて無償でやって貰えます

全然魚臭さが無かった事に驚きました!👀
※釣った魚をビクに入れる為、触った後手を拭いたウエットティッシュは臭かった!(笑)

焼きマスは串・炭代として1尾200円必要です

『焼きマス』は毎日開催しているのではなく、ゴールデンウイーク・お盆・祝祭日・春から秋までの毎週日曜日となっていて

更には雨天や荒天で中止になる場合もあります

当日の予定が心配な方は下記施設情報にリンクさせた『X』に投稿されるらしいので確認してください

お待ちかねの『炭火焼きマス』

ダヤン家では5匹のマスを釣り上げて丁度1㎏

5匹のうちの小さい方から2匹を焼いて貰って(1匹200円必要)、3匹は家で調理するために持ち帰る事にしました

スタッフの方に手慣れた手つきで串焼き型にして貰えたら、それを持って川を見下ろす位置にある高台の焼き場へ持って行って係の方に焼いて貰います

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川を見下ろす位置にある焼き場で焼いて貰えます

15分程かけてじっくりと焼くのですが…利用者はいっさい何もせず綺麗に焼いて貰えるので安心です

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粗塩をたっぷりふりかけて、じっくり『おが炭』で焼かれたマスはほくほくして柔らかく、美味しかったです

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ホクホクして美味しかった

小さいものは食べにくかったのですが、それでも命に感謝して綺麗に食べました

おにぎりや飲み物などを持参して来ても良いという事なので、マスが焼きあがるのを待つ間に軽く腹ごしらえするのもアリですね

ゴミは分別して指定のゴミ箱へ、持ち込んだゴミは自分で持ち帰る様にしましょう

預けていた魚は綺麗に下処理され、ビニール袋に入れられた上からレジ袋に入れて下さっていて手を汚すことなく持ち帰ることが出来ました

焼きマスコーナーは冬期(11月末~3月頃迄)は通常休止予定になっています

持参して行った方が良いと思ったもの

今回『蓄冷材』『保冷バック』と、小さなごみ入れ用レジ袋ウエットティッシュタオルは持って行ったのですがこれらは非常に重宝したので、手ぶらでOKと言えども最低限持って行った方が良いと思いました

夏場は『防虫スプレー』寒い時期は『ウインドブレーカー』などの防寒着(※11月16日、暖かい日だったのですが付近は気温7℃でした)が必須です

手ぶらでOK!と言っても足場が悪く林の中や舗装されていない川縁を歩くので、ショッピングへ行くようないでたち・スカートやヒールはお勧めできません

車いすや杖を使う方は川を渡らず小屋付近で待機、または散策をおすすめします

後、あると良いなと思ったのは伸縮性があるゴム手

マスはヌメヌメして滑るし、練り餌も匂うし…ゴム手があったら良かったな

電子マネーが使えず、釣銭も少ないようなので万札は避け100円・1000円の用意も必要だと思いました

今日は空いているとのことでしたが、気温が温かく天気が良いと人が川辺に密集するほど利用者が多いそうです

焼き場も順番待ちの待ち時間が発生するそうなので、早い時間に釣行を開始したほうが良さそうです

釣りをする際には座っている暇が無いので椅子は要りませんが、焼きマスを食べる段階で混雑している場合は折りたたみ椅子があると便利かも知れません

▪次ページには施設の詳細・アクセス・駐車場情報などを掲載しています☟

ライター
ダヤンテール
ダヤンテール

食品の製造・営業・販売の仕事を経て、現在は食品の衛生管理・検査をする仕事に従事しています

25年以上の地元飲食物との関りを活かし、富士富士宮の逸品や地方都市ならではの良さがある飲食店、お値段以上の満足・クオリティーを感じる店を、忖度無しの立場で紹介します

静岡県東部地域局(富士山美観回廊遊食ネットワーク)協賛ブログ
富士山周辺(山梨県・静岡県東部・伊豆)【今日はどこ行く?何食べる?】は2018年11月から掲載継続中

2024年6月から新たに開始した妹ブログ【グルメグ】では、アジア太平洋地域の旅行者が注目する旅行先第4位にもなった生まれ育った富士・富士宮市のおすすめ飲食・逸品情報を限定して発信しています

静岡県富士宮市生まれ在住
女性・昭和生まれ・おうし座・A型
爆盛りと脂身と牡蠣が苦手
古民家・富士山・ボタニカルカフェをこよなく愛し
『お値段以上のなにか』を求めて現地に赴き、週末メインで活動中!

趣味|ビーチコーミング・釣り・トレッキング・グルメ巡り

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