こんな所に煮物の美味しい和食処が!利用の際には席予約を推奨
グルメ開拓活動を始めて13年が経った
主に富士・富士宮を管轄と位置づけ食べログから始まり、個人ブログも2つめを興していて、その間の訪問した店の数は、食べログが600件以上・blogが2つ併せて470件以上とおそらく1000以上の情報はwebやSNSに載せている事になる(書かなかった・書けなかった店を含むと、もっと!)
最近では新規開店率が高く、なかなか全ての新規店に行く事は難しいのだがそれでも、古参の店は粗方行っているのでは無いかと思っていたが
…そうでも無かった(爆)
今回ご紹介する和食処は富士宮で最も交通量の多い『富士宮バイパス』から50m程しか離れておらず、1986年に創業し今年で38年経っている
なのにレビュアー・ブロガー時代はおろか、人生の半分以上はとうに過ぎているその間、富士・富士宮住みから1度も脱却できていないのに(したいの?w)
1度も来たこともチェックした事も無かったとは、どういう非礼だろうかっ!(謝)
しかし、お店を知ってから1度…2度…と営業時間であろうと思われる時間に店舗前に行ってみるも
『開いてないっ!』(; ・`д・´)
仕方なく別の店でランチをとったあと、諦めきれずに、せめて『営業継続していらっしゃる事』の確認だけでも取りたくて電話をしてみると…
『今、電話出たっ!w』(;゚Д゚)
今回は富士宮の【和食処 重山(しげやま)】のランチ紹介です
メニュー
最新の情報は少ないが、創業当時に作ったのであろう立派なHPを見つけたので、それを参考に食べたいものを大体決めて伺ったが…当たり前だが値段もメニューも様変わりしていた
現在のランチメニューはこちら☟
HPをみて食べたいと思っていたのは、こちらの『海老重』☟
『海老天のお重』を食べてみたくて伺ったのだが形状は『海老天を卵とじで綴じた海老天のかつどんversion』との説明
う~ん…想像していた形状とは違いそうだ…どうしようかな~と、ちょっと検討しようかと一瞬思った刹那、ダヤンの表情から察したのか女将がしきりに『お弁当』の『フライ弁当』を奨めて来る(笑)
お弁当はお弁当でも簡易容器に入ったものでは無く、いわゆる『松花堂用幕の内弁当箱』を使用した盛り付けで、見た目も豪華でボリュームもあり、そこに茶碗蒸しまで付いて来る!
さらにフライはMIXでエビフライ・鶏・キスの3種盛りで、お弁当の中でも1番人気だ!と仰るのでそれにしてみる事に(意思弱っ!)
ダヤンも食品の営業時代に、これくらいのプレゼン能力があったら良かった…(爆)
フライ弁当(1300円・込)
お茶を頂いて程なくして料理が運ばれて来る
5ツ仕切り朱天黒のお弁当容器には、説明通り
生野菜サラダ、香の物、3種のMIXフライ、煮物・焼き物・和え物、白飯が綺麗に盛り付けられなかなかの豪華さ!
そこに茶碗蒸しが付いたセット
小皿で提供されたソースも手作りなのだそうで、以前お客さんに『女将、手作りのソースならちゃんと説明しないとお店の努力は黙っていたら利用者には伝わらないよ?って言われてから、そうだよね~って思って、ちゃんとひとこと添える様にしました』と微笑みながら仰る
自家製ソースはスープから作る自慢の1品らしく、頂いてみると確かに角がとれて酸味も甘さもまろやかな優しいソースでフライによく合っていた
フライは細かめのパン粉で、綺麗な揚げ油を使用している事が見ても分かるくらいに優等生的なフライ
説明の通り『鶏(もも?)』『海老』『キス』の3種が使用されていたが、欲をいうともう少し素材にボリュームがあると良かった(いや、欲を言いすぎでしょ)
白飯は癖で柔らかめに炊いてしまうと仰っていたが許容内の柔らかさで、少しお歳を召した方が頂くのならこのくらいが丁度いいのでは無いかと思う
因みにご飯が足りなかったらお替りもくださるとのことだ
サラダに甘味替わりのフルーツのシロップづけが添えられているのも嬉しかった
が、ここまでは『いや~ぁ、重山何回か来ても開いて無くって、それでもって思って電話かけてみてほんと良かったよー!』とまでは行かない、味的には普通っぽい感想だったのだが
煮物と厚焼き玉子、茶碗蒸しを頂いた時に、【重山】の真骨頂はコレだっ!!と感じた
それは、料亭の様に飾り切りされ味付けも薄味でぇ…というには縁遠い大ぶりで、蒟蒻までも中心までがっつり味が染み込んだ懐かしい味がする煮物
最近ではこのタイプはあまり見かける事が少なくなったが、里芋の煮物が外側がカリっとしていて中は味が染み込んでいてねっとりしている
これは煮てからカタクリか何かをまぶして焼くのか、ぬめりが無く汁っ気も全くなくホクホクした里芋の風味がして旨かった!
これは家でも試してみたいな~ぁ
養鶏所から毎日仕入れている玉子で作る厚焼きたまごも、ほんのりと温かく甘く、おばあちゃんが作ってくれたみたいな懐かしい味
常連さんの中にはこの煮物が付いた、女将がしきりに奨めた『フライ弁当』が大好きで、37年間(ってオープン1年後からの常連さん!)来店される度にこのメニューだけをオーダーされる方がいて、凄く褒めて下さるのだそう
う~ん、その気持ちわかる気がする!
煮物は多くの方に好評を頂いているから是非食べてみて欲しかったんだって(女将、かわいいw)
茶碗蒸しはシイタケの出汁がとってもよく出ている熱っちあちのもので、具材は鶏肉・ぎんなん・シイタケとシンプルだが、こちらも税込み1300円のセットで付いて来るものとしては出来過ぎなんじゃ無いかと思った
食材のバランスも良いし、フライがメインだけどもたれない多くの年代に好まれるメニュー
私も再訪したらおそらくコレをまた頼んでしまうと思う(笑)
女将に感謝っ!
外観・店内
建物も年季が入っています
暖簾が出ていなかったら(今も営業してる…?)って失礼ながら思ってしまう程の質素な佇まい
宴会が16名まで可能と聴いていたので、それなりに大きな家屋かと思っていたのだが、隣の普通のおうちと然程変わらないほどの大きさの建物で周りに馴染んでしまっている
周辺は(※特に【重山】の裏(西)側)新興住宅地になっている様で、新築のお宅も何軒か建てられている住宅街の一角となっています
駐車場脇に『天ぷら・とんかつ 重山』と看板が出ているのが目印です
店内
暖簾をくぐると右手の厨房を囲むようにカウンター席があり、左手には戸たてできる座敷
電話予約していたダヤンは1人客だったのですが、4人で利用できる座敷へ案内されました
畳はこまめに変えられているのか、とてもきれいで掃除も行き届いていて明るい店内でした
本当は調理人の姿(店主)が見えるのでカウンターが良かったのですが、ひとり客でもカウンター席へ通さないって事は、普段はあまり使われていないのかな?
お店を回しているのは店主(旦那さん)と女将(奥様)のお2人
仕入れもお2人で出掛けていて、何回か開店時間丁度や前に行ってみても開く気配・人の気配がしなかったのは道路状況などで時間に間に合わなかったからとか、臨時休業だったりのタイミングだったらしい(汗)
利用の際にはお電話いただけると助かるとの事でした
料理することが大好きな店主は高校卒業と同時に料理店で修業を開始し、念願だった自分のお店を開いたのがこの【重山】
継ぐ人がいないので2人で頑張れるだけ…あと5年かな?10年いけるかな…と女将が話されていましたが、【重山】が無くなってしまうと37年来の常連さんはじめ【重山】のファンのかたがきっと困ると思う
【重山】の味が少しでも永く続くようにと願っています
アクセス・場所・駐車場情報
利用者の評判が良く、リーズナブルなお値段でお料理を提供している【重山】
バイパスから50mしか離れていない場所でなんで気が付かなかったんだろう??
と思っていましたが、来てみて納得
この道…通らない(笑)
富士宮バイパス(国道139号線)を東名富士IC方面から朝霧高原・山梨方面へ向かい北上
『阿幸地信号交差点』を『鋭角に左折』⇐ココ重要
ここ、分かります?
横断歩道の10mほど手前に左折する細い道があるんです!
(俗にいう交差点の曲がり角、ではありません)
バイパス沿いにあるカレーのココ壱番屋の裏側へ回り込むような形で入っていって、50mほど下った右側が【重山】
ダヤンは調べて分かっていたのに曲がりそびれました(笑)
とにかく道が狭く一方通の場所もあるので、利用の際には充分お気をつけて!
駐車場情報
店舗前に枠なしの駐車スペースが5台分ほど
入口に『裏にも駐車場あります』と書かれていたので店舗横から裏に回ると、4台ほど停められるスペースがあった
裏では新築のお家の工事をしていて、ますます一般通行がほぼ無い住宅街化が進みそうな場所だと思った
お店は不定休もありで先に述べた通り、営業時間ずれて開ける事も珍しくない状況なので、利用される予定の方は事前に電話で聴いてみる事を推奨する
ご夫婦お2人で店をきりもりし、創業38年目になる和食処重山
朱天黒の松花堂弁当容器に盛り付けられた『お弁当』がランチのうりで、メインは3つほどある
富士宮バイパスからほど近い場所にありながらアクセスがわかり難い為に、利用者も1度行った事のある常連さんが多い印象だが、懐かしい味の煮物が秀逸
利用の際には事前電話予約推奨です
【重山】
住所
静岡県富士宮市阿幸地町132
電話番号
0544-24-9150
営業時間
11:30~14:00
17:00~20:00
定休日
月曜日・第3火曜日 ※その他不定休臨時休業あり
駐車場
あり・無料|店舗前に5台ほど・裏に4台ほど
その他
▪利用の際には事前予約推奨
▪HPが古いので価格・メニューなどは参考程度で
公式HPはこちら⇒【重山】🔍
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