11月22日、満を持して富士山世界遺産センター目の前『富士山神田川楽座内』にオープン!
安心の高級食材がリーズナブルで食べられるのに、まだ食べたことないなんて勿体ないよ!
富士宮市は富士山の豊富な湧き水と豊かな土壌に恵まれ、特に北部地域では1年を通し避暑地のような比較的過ごしやすい気候で、市の魚『虹鱒(ニジマス)』の養鱒が盛んに行われている
年間を通し一定の低温で湧き出る清水で管理され、刺身や漬け(ヅケ)(※調味液に浸した刺身)での生食が可能な虹鱒で、市内でも提供している飲食店もあるが
富士宮名物『富士宮焼きそば』などに比べると店舗数はごく少なく、虹鱒に対する偏見もあったりと、富士宮市民でも富士宮のニジマスをまだ生で食べたことが無い!という方も多くいらっしゃるのではないかと思う
ダヤンも若い頃はそんな感じで、父親が神田川マス釣り大会によく参加していたが、虹鱒を刺身で食べるなんて考えもしなかった
しかし社会人になって、とある企業の社長さんから
『このくぬぎ鱒の漬け、騙されたと思って1度食べてごらん?』
と真空小袋パックになっているものを恐る恐る頂き、それを食べてからはまさしく
目からウロコで
今では『虹鱒を生で食べられる飲食店』を探して市内を歩くほど好きになっているので、今回富士宮の中心地でニジマスの刺身定食・丼が食べられる飲食店がオープンしたと聴いて、行きたくてたまらなかった
(大石寺売店や市内おうちカフェなどで、何軒か玉砕経験済)
が、今思うとダヤンは某社長さんから言われた言葉で、聞き流している『個所』があった
この『くぬぎ鱒』の漬け
富士宮のニジマスでは無く、『くぬぎ鱒』と呼ぶのには訳があって
『くぬぎ鱒』は富士宮市で養鱒している虹鱒ではあるものの、単独でブランド確立している
他とは違った富士宮の特別なニジマスで、このネイティブに近い『くぬぎ鱒』には、『類有りて比なし』という言葉がピッタリとあてはまる
今回は、浅間大社にほど近い富士山世界遺産センターの目の前『富士山神田川楽座』飲食店テナントに11月22日リニューアルオープンした
【くぬぎ鱒専門料理わくたま】、ブランド鱒『くぬぎ鱒』について掘り下げながら紹介したいと思います
メニュー
ブランドとして単独で確立していくには
長い長い時間と血の滲むような製品への努力はもちろん、他とは似て非なるものとの周知活動を組織では無く単独で行う為、どうしても拡散力に限界があるので、商品を深く理解し魅了された多くのサポーターやファンの支え無くして叶えられるものではない
今回オープンした【わくたま】には、職業や年齢を超えた心強いサポーターが何人もいる
魚大好き!くぬぎ鱒大好き!『高校生店長』の佐野君もそのひとり

魚大好き!くぬぎ鱒大好き
(※本人撮影許可済)
現役高校生でありながら学業の合間を縫っては『くぬぎ鱒』と向き合い、マスの探求や調理参加もしている
佐野君(佐野兄弟)のお母様も調理場に、ご子息と一緒に立ってバックアップしている
お店は非常にアットホームでスタッフさんとも色々と話しがしやすい
佐野君と同じく『くぬぎ鱒』に惚れ込んだ、コンサル会社経営の肩書を持つオーナーの中村さんが『くぬぎ鱒』の魅力と食し方についてレクチャーして下さった

1番の推しは『漬け(ヅケ)』である
脂が乗った『くぬぎ鱒』の切り身を特別調合したタレに漬け込む事で、余分な水分が抜けもっちりねっとりとした得も言われぬ食感になっている
迷ったら、これで丼でかき込むように食べて欲しい逸品!
ご飯が盛られた丼に『生』『炙り』『漬け』から1種を選んで盛り付けた、ニジマスのあら汁付き『丼1種セット』は、どの調理法で選んでも1300円
‐
…だが、いくら旨くてもこれは1種類の調理法でしか食べられないという難点がある
ダヤンくらいのニジマス中級者(?)になると欲が出て来て、いろいろな調理法での『くぬぎ鱒』を食べてみたくなる
『くぬぎ鱒』は昭和42年に精進川近くに設立した1,000坪の敷地を持つ養鱒場で、現地では釣り堀もやっていて塩焼きやその他の食材を焼いて食べるバーベキュー施設も備えている
そこで育てた『くぬぎ鱒』は、薬を一切使わず育成されている

本来病気に弱いとされている『ニジマス』を養鱒する為には、薬を使い病気を防ぎ、身に鮮やかな『紅色』を加える為にそれ用の餌も与えなければならない
『くぬぎ鱒』はそれに逆行するように、ネイティブ(原種)に近く、食べる人間にとっても安全な鱒を育てようと試行錯誤してきた
蕎麦の在来種が少なくなって来た昨今希少種としてまた注目を浴びる様に、農薬を使用した野菜では無く無農薬野菜が関心を集めるように
『くぬぎ鱒』も他のニジマスとは違った歩みを独自に歩み続けていて、独立ブランド化している
ならばこれは、刺身・炙り・漬けと、今考えられる手法の刺身を全て食べてみなければなるまいて!(使命)

こりっ!とした食感と噛みしめるほどに旨さが広がる

案外さっぱりしている!ポン酢で食べても旨いかも知れない

ねっとりもっちりする食感で甘ささえ感じる

『くぬぎ鱒三種セット』でお願いしますっ!
これも1300円なのだから、お得度でいうと3種セットの方が1種丼より高いかも知れない
因みに、『くぬぎ鱒』は東京の三ツ星レストランのシェフも惚れ込んで取り寄せているほどの、高級品なのに『富士山神田川楽座内』の【くぬぎ鱒専門料理わくたま】では
え?これってお試し価格じゃないの?ってくらいの金額設定で食べられちゃう所が凄いっ!👀
くぬぎ鱒三種セット
刺身に合うように炊きあげられたホカホカご飯
最近注目を浴びている富士宮の特産『村山人参』を使った箸休めなどが脇を固めている
ハッキリ言って、副菜だけでご飯を平らげてしまえるほどの種類が揃っているので、ご飯は副食に任せ
『くぬぎ鱒』はそのまま食べたり、ツマや大葉などの『けん』と一緒に味わって食べた方が良いかも知れない

中村オーナーが『まず、生の匂いを嗅いでみて、それから何も付けずに食べて見て』と仰るので、4切れほどが美しく盛られた左側の『刺身』を1切れ、箸でつまみクンクンと匂いを嗅いでみる…
無臭だ…
虹鱒に生臭さが無い事は知っていたが、無臭って…あるっ!?👀
そのまま口に入れると、さっぱりとした脂分と独特な甘みが口内に広がり噛めば噛むほど美味しさが増して来て、ここへ来て初めて(ああ、お魚食べてるんだな~)って仄かな魚の香が鼻に抜けて来る
鯛とか、あのあたりの高級白身魚に近い感じがあるが、あそこまであっさりとはしていないし、
癖がないのにコクがある
『くぬぎ鱒』は拍子抜けするほどに、旨いっ!
次に、小皿にさしてあった醤油(?)に浮かべて見ると、醤油の表面にパーッと脂が走っていくのが見える

これは、なにも付けないより更に旨いっ!
醬油に見える液体は、普通の醤油ではないな?と口に入れた瞬間から感じていたが、伺ってみると『牡蠣醤油』を使っているとの事
仄かな甘みと、醤油の様な角が無い奥深いコクが『くぬぎ鱒』の旨さを一層引き立てている
ワサビも茎感・生感が出る様に田丸屋のワサビを厳選してして使用しているって!
(高校生店長が持って来て見せてくれた)
『くぬぎ鱒』を愛してやまない若い子が一生懸命、『くぬぎ鱒』を更に美味しく多くの方に食べて貰う為にはどうやったらいいのか考えてくれたんだろうな~と思うと…

めっちゃ食欲が進むっ!!(笑)
※普通は感動するシーンですw
『炙り』は想像していたよりあっさりとしていたし、やっぱり『漬け』はねっとりもっちりとした食感と味が最高で、なにを1番最後に食べようか3種を食べながら考えていたんだけど…

『漬け』で〆ました
いや、旨いよねぇ
最高過ぎるよねぇ
日本酒飲みたくなっちゃうよねぇこれはっ!て思っていたら『鱒の寒干し』なる製品を冬場は作っていると試食を中村オーナーが出して下さったのだが、これも科学的な味が一切なく美味しい『あて』でした
オーダー受付口の右下にチルドショーケースが置かれていて、加工品がパックに入って販売されているのでそこも見て欲しいポイント!

外観・施設内
【富士山神田川楽座】は、大月線を挟んで斜め向かいに『静岡県富士山世界遺産センター』がある、富士宮市の街の観光中心地に2018年開所した、食事処や静岡県や富士宮市の特産品販売、お土産などを販売しているところです

東側からも西側からも入れますが、正規出入り口は『東側』になっています
【くぬぎ鱒専門料理わくたま】はその建物内のテナント店です
施設内
店内は1階のみの奥まで続くワンフロア
東側の入口から入って右側に『たこまん』
中央には奥までずらりと長テーブルのテーブル席が幾つも並んでいて、フードコートのような造りをしています

ファニチャーは比較的座りやすくしっかりとした造りの木製
現在テナント入店しているのは『たこまん』(浜松発祥和菓子・洋菓子・スイーツの店)、『しらすの八幡』(富士市特産のしらす)、『麺めんのれん横丁』(焼きそば・そば・うどんの店)
それと…
リニューアル前にくぬぎ鱒と卵料理を提供していた(旧)『うちっち』という4店舗がメインで入っていて、目的の【わくたま】は(旧)『うちっち』が在った場所、一番西奥左に店を構えていました

食事提供以外にも『仕込みの日』が設けられていて、くぬぎ鱒の切り身だったり漬けPACKだったりとテイクアウト商品(冷凍・チルド)の取り扱いもあります
この時期限定になってしまいますが、料理にも使われていた『村山人参』の販売もしていましたよ
席数は共有で70~80席ほどあり一般利用者が利用する分には充分だと思いましたが、ダヤンが伺った日には団体客利用があるようで7割がたが予約席となっていました
富士宮=富士宮焼きそば(しかない)とまだまだ思われているので、多くの方々に少しでも焼きそば以外の富士宮の逸品を知って貰えたらいいな~と個人的にも思っています
アクセス・場所・駐車場情報
JR富士宮駅北口から西へ500m進んだ左手側
浅間大社南口からでしたら300m未満!
静岡富士山世界遺産センターからでしたら…大月線を挟んで目の前ですっ!

【富士山神田川楽座】
富士宮市の一番の観光地の中でも核心的な場所ですね
西側すぐ横に湧玉池を源流とする『神田川』が流れていて、周辺は市民の憩いの場となっています
駐車場情報
建物東側に10台停められる無料駐車場があります

一番近い有料駐車場は西側(川向う)にある『富士宮市神田川観光駐車場』で、こちらはバスが20台・普通車が100台停められる広くて使いやすい駐車場になっています
尚、【わくたま】は『加工品販売のみの日』や『仕込みの日』もあり、その時には食事が不可となり、年内の食事最終営業日は12月21日(日)で以降は休業となります

新年は1月1日(元旦)から3日まで営業される予定らしいので、初詣のついでに美味しいものを…も、素敵ですね🌝
浅間大社の南側、富士山世界遺産センターのすぐ近くにあるお食事・お土産販売の『富士山神田川楽座内』に11月22日オープンした、富士宮のブランド鱒『くぬぎ鱒』専門店【わくたま】がオープン!
魚大好きくぬぎ鱒大好きな高校生男子(高校生店長)や、くぬぎ鱒の販路に心を砕くスタッフさんなどお店に携わっている人全員が『くぬぎ鱒』と真剣に向き合っていました
おすすめは『くぬぎ鱒三種セット』
定休日以外にも加工品販売のみの日・仕込みの日などがあるので利用前にInstagram等で確認を!
【くぬぎ鱒専門料理わくたま】
住所
静岡県富士宮市大宮町19−12 富士山神田川楽座内
電話番号
0544‐21‐3960(※楽座電話)
営業時間
11:00~17:00
※楽座自体は10:00開店
定休日
火曜日・水曜日(楽座の定休日)
※加工品の販売のみ・仕込み日などあるので詳しくはInstagramで営業日の確認を
駐車場
あり・無料|建物東側に無料10台・近隣に有料観光駐車場あり
その他
公式HPはこちら⇒Instagram【わくたま】🔍
※高校生店長佐野君のInstagram
※『くぬぎ養鱒場』HP
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