ほのぼの亭|ワンランク上の町中華は行列必至の大人気店

富士市【ほのぼの亭】ダヤンテールblog 富士市ランチ

町中華と言ってしまうには余りにも丁寧で味に深みがある!陳麻婆豆腐・餃子・チャーシュー麺食べてみた

2021年4月に、富士市船津の畑に囲まれたコンテナハウス営業から現在の『新幹線通過が背景に見える』前田に移転してきた中華料理屋【ほのぼの亭】

コンテナハウス時代から『旨い!』との評判は聴いていたのだが、もうちょっとで沼津になる富士市最西の船津へは富士宮市からは ちと遠すぎた

移転先の前田なら…何とかいけるがやはり ちと遠いので頻繁にとは行かないが、たまに来ると
よくある町中華とは一線を画していて、頭ひとつ跳びぬけている味の奥深さと丁寧な仕事ぶりを改めて感じる

駐車場は計13台、店内収容人数は凡そ25名なので駐車場と収容人数のバランスもそこまで悪い訳では無いのに『駐車場難民』が始終発生している状況

店内待ち席は4人分程度
予約は利かない
車に呼びに来てもくれない

食べてみたいのなら暑さや寒さ、雨に耐えながらも『並ぶ』しかないのだ!

町中華と呼ぶには余りにクオリティーが高く、かといって高級中華でもない

この『ネオ町中華』とも言える『クラス』には、『第2種町中華』との呼び名も界隈では付けられているそうで納得である

『第1種』『第2種』の違いを考えた時、1つ『店主が高級中華料理店等で修業していた、またはそこに所属していた』という定義があるようだが、ダヤン的基準は分かり易く『付属のスープが かきたまスープ だったら2種』にしておこうかと思う

いや、条件合わないぞ?ってなったら、そこはまた…(ザ・適当)

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メニュー

【ほのぼの亭】でのお勧めメニューは『麻婆豆腐』という口コミをよく目にします

お店の方でも『麻婆豆腐』『餃子』をお勧めメニューとしているようです

価格サービスのランチセットは『平日のみ』

『陳麻婆豆腐』を例に挙げると、平日ランチセットは1,100円

週末はランチセットが無いので単品の『陳麻婆豆腐』(1,000円)に、『ご飯+スープ+ザーサイ(漬物)+杏仁豆腐+温かいウーロン茶のセット』(380円)を付けて定食にします

そうすると、平日と実に280円の金額の開きがある訳だが…まぁ、しゃーない!

麻婆の器が気持~ち、週末の方が大きい気がするのでそれで良しとしよう

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平日ランチの麻婆豆腐セット(1品料理との麻婆の器が違う。量の違いはぱっと見判らない)

ご飯は無料で大盛にできるので、日頃からそれほど量を食べない方は食べすぎになってしまうと思うが『甘っ!』『いや、辛っ!』『うっまっ!』のループに嵌ると、とてもでは無いが普通盛ではご飯が足りないのである

旨さと辛さが箸を停める事を許さないので、麻婆豆腐とご飯の比率を考えるとここはひとつ 胃袋に犠牲になって貰うしか道は無いのだ

『平日ランチメニュー』と『1品メニュー』他をアコーディオンで載せるので、気になる方は見て貰えればと思う

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平日ランチセット①
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平日ランチセット②
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一品料理から+380円で定食に変更可能
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麺類・ご飯もの
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アルコール類・おつまみメニューも2~3種ある

陳麻婆豆腐

提供された麻婆豆腐は白磁器の深さがある皿に盛られた、見た目的にもいかにも辛そうな真っ赤なビジュアル

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陳麻婆豆腐

麻婆豆腐は、天秤棒で油を担ぐ人夫が豆腐を陳興盛飯舗という店に持ち込み籠の中から1杯の油を渡し作って貰った(红烧豆腐)と呼ばれていたそうで、そう考えると麻婆豆腐は『豆腐と油の成す料理』となるのでしょうか?

【ほのぼの亭】の『陳麻婆豆腐』にもたっぷりの油が使われています

四川青山椒と赤山椒をブレンドしているという香りがたまらなく良いですね!

さぞかし辛いだろうと口に入れた瞬間『甘さ』がやって来ます(あれれ?…)

拍子抜けを喰らっていると、追撃で『辛さ』がやってきます

この甘さは豆板醤由来なんでしょうか?
ビジュアルの『赤』も、辛さの象徴では無くブレンドで使用している若い豆板醤の色なのかな?
若い豆板醤は色が鮮やかで、熟成された旨味たっぷりの豆板醤は色がくすんでいると聴くのでブレンドさせているのかもしれないですね

ダヤンがとっさに『甘っ!』と口に出すと、ダンニャがすかさず『辛いよ!』
『うん、辛っ!…いや、甘っ!辛っ!…うまっ!!』と最終的にはそうなるのですが、一度このループに嵌るともう止まらなくなってしまいます

辛さ的には『辛いの好き~』な人が美味しく食べられるくらいの辛さと痺れがあります

この上だと『イタイ』が来ちゃうかと思う、ギリギリのライン

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先に甘く、後から辛い!

むっちりとしたコクのある木綿豆腐は、2:3くらいのひと口大に綺麗に切り分けられていてのど越しもいい

牛ひき肉もたっぷりと使用され、アクセントは葉にんにくの緑と食感

セットにすると(ってか、白飯がないと完食できませんがw)白飯の他に、ザーサイ(漬物)・かきたまと豆腐のスープ・杏仁豆腐と温かいウーロン茶がついてきて、さっきまでガッチリ捉えられていた『甘さと辛さのループ』を断ち切ってくれます

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一品陳麻婆豆腐にセットを+

このスープがよくある醤油ベースの中華スープだと、食後の着地点は違った場所になるかも知れない

このセットバランスは最強ですね!

『陳・麻婆豆腐』は麻婆豆腐の発祥と言われ

『麻マー(挽いた花椒の痺れる味)』
『辣ラー(唐辛子の辛み)』
『燙タン(熱々できたて)』
『捆クン(餡が絡んでる)』
『酥スー(サクサクそぼろ)』
『嫩ネン(ねっとりとした食感)』
『鮮シェン(新鮮な豆腐)』
『香シャン(調味料・スパイスの香り)』
の8つの要素を満たしていると定義されているそうで、【ほのぼの亭】の陳麻婆豆腐からはそれを体験する事が可能

先に記載しましたが、平日ランチセットで1,100円、週末祝は単品にセットプラスで1,380円

どちらにしても『麻婆豆腐ファン』を満足させるクオリティーだと思います

餃子

薄皮に包まれたお肉重視のたっぷり餡

カリっとした焼き上げ方と丁寧な制作

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大きめでパリッと焼きあげられた餃子

大き目の餃子は5個で450円

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熱々でジューシー!
肉汁がほとばしって来ます!

不用意に口にしてほとばしった肉汁で危うく火傷しそうになりました

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丸々としたたっぷり餡の餃子

こういうタイプの餃子を久しぶりに食べた気がします
ありそうで無い

確かに餃子もお勧めできます

塩チャーシュー麺

ごめんなさい!

【ほのぼの亭】でラーメン頼んでいる方は余り見かけた事がなかったので、今までノーマークだったのですが今回オーダーした『塩チャーシューメン(1,050円)』がチャーシューファンをざわつかせる凄いクオリティーだったので紹介しておきたいと思います

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塩チャーシューメン

麺は細ストレートで香味油が程よく絡んでのど越しが良く、

スープは澄んでいて、口に含むと舌の両側から唾液がじゅわっとあふれ出す淡麗系

トッピングに極太メンマ

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もうこれだけでも旨いんですが、5枚並べられたチャーシューが秀逸過ぎました

脂身が苦手(特にとろとろした3枚肉系)なダヤンなのですが、写真で見ると結構【ほのぼの亭】のチャーシュー脂があるように見えますよね?

あるんですっ!(あるんかいっw)

ただ、とろとろじゃぁないんですよね

赤身部分は柔らかく箸で切れそうなくらいほろほろジューシーなのですが、脂身が意外にもしっかり(?)していてぐにゅっとかとろっとはしていないので、こんなに大きな厚切りチャーシュー5枚載っているうち、2枚ぺろりと食べてしまいました

富士市【ほのぼの亭】ダヤンテールblog
ド迫力のチャーシューはシンプルな味付けで旨し!

食べやすかったけど、後で気持ち悪くなるかな?と食べた後で不安に思った(!)のですが、それもありませんでした

どうやって調理したらあーゆー状態のチャーシューができるんだろう??

凄いっ!

因みに『チャーシュー』は600円でつまみメニューとしても存在しています

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外観・店内

真っ赤な大きな立て看板が目を惹く【ほのぼの亭】

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真っ赤で大きな立て看板が目立つ

以前『百万石かなざわ』ってお店などが入っていた居抜きで、ベージュ色の壁に灰色の日本屋根瓦の1戸建て2階屋(お店は1階部分のみです)

ディスプレイウインドウには『中国っぽい』壺などが飾られています

入口に小さな庇が出ていて、2~4人は日陰だったり小雨を凌いだりができるのですが南東に入口があり周囲に陽射しを遮るものが無いので、この時期待ってる間が非常に暑いです!

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店内にある待ち席は4席ほど。いつも外に人が溢れています

着席すると冷たいタオルのおしぼりを出して下さるのですが、思わず顔や首まで拭きたくなってしまいました(汗)

店内

左手に待ち席が4席ほど、右手が会計レジになっています

レジの向こう側が長く厨房になっているのですが…覆いがあって厨房内の様子が見えないのが残念(汗)

箸袋に描かれているイラストの様な感じで作っていたら、かなり陽気(笑)

席はカウンター席4で、ホールの隅にはチャイルドチェアも用意されていました

テーブル席が5卓あり、6人用が2・4人1・3人1・2人が1で席間が非常に広くとられています

富士市【ほのぼの亭】ダヤンテールblog

以前は相席制があったらしいのですが、現在は無いのかな?

2人で6人席に通されましたが、待ち客が発生しても相席の申し込みは来ませんでした

テーブル席は全て窓側、空調が効いていて心地よい空間です

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アクセス・場所・駐車場情報

『イオン富士南』や『富士山メッセ』が近くにある新幹線駅前通りの延長にあり、店舗北の高架橋には運行している新幹線を見る事もできます

新富士駅から車で4分、東名富士ICからは5.6㎞車で10分ほどの場所で

国道1号線(富士由比バイパス)を使用の場合は『江川信号交差点』で降り、『富士市前田信号交差点なります』を300mほど東に向かった左手道沿いになります

駐車場情報

駐車場は店舗東に4台

ここの駐車場は入口に少し段差があるので気を付けて下さい

敷地内隅に『中華料理ほのぼの亭』と書かれた真っ赤で巨大な立て看板が設置されていてその裏、小さな放水路の向こう側の整地されてない敷地にも9台車を停める事ができます

(東側4台分(写真奥側は別の契約者の駐車場なので停めてはいけません)

富士市【ほのぼの亭】ダヤンテールblog
水路の向こうにも9台だけ停められます

停められる場所には『ほのぼの亭』と書かれた石ブロックが車止めの後ろ辺りに置いてあるので確認して停める様にして下さい

CHECKPOINT
予約不可、支払いは現金のみ
それでも開店時間中利用者が絶え間なく訪れる人気の中華料理【ほのぼの亭】
甘さの中にコクと後から来る辛さと痺れの『陳麻婆豆腐』と『餃子』は店のお勧めメニューでもあります
お得なランチセットは平日のみ
週末祝は単品に定食セットを付けて自分んで定食仕立てにしてオーダーします
チャーシューも絶品でしたので是非!

【ほのぼの亭】
 住所
静岡県富士市前田133-10
 電話番号
0545-32-9195
 営業時間
11:00~14:00(LO|13:30)
17:00~20:30(LO|20:00)
 定休日
火曜・水曜日(※ランチは火曜営業隔週であり)
 駐車場
あり・無料|店舗横4台・未舗装地店舗寄り9台
 その他
▪予約不可
▪駐車場確保できてから入店・揃って入店
▪支払いは現金のみ
公式HPはこちら⇒Instagram【ほのぼの亭🔍

ライター
ダヤンテール
ダヤンテール

食品の製造・営業・販売の仕事を経て、現在は食品の衛生管理・検査をする仕事に従事しています

25年以上の地元飲食物との関りを活かし、富士富士宮の逸品や地方都市ならではの良さがある飲食店、お値段以上の満足・クオリティーを感じる店を、忖度無しの立場で紹介します

静岡県東部地域局(富士山美観回廊遊食ネットワーク)協賛ブログ
富士山周辺(山梨県・静岡県東部・伊豆)【今日はどこ行く?何食べる?】は2018年6月から掲載継続中

2024年6月から新たに開始した妹ブログ【グルメグ】では、アジア太平洋地域の旅行者が注目する旅行先第4位にもなった生まれ育った富士・富士宮市のおすすめ飲食・逸品情報を限定して発信しています

静岡県富士宮市生まれ在住
女性・昭和生まれ・おうし座・A型
爆盛りと脂身と牡蠣が苦手
古民家・富士山・ボタニカルカフェをこよなく愛し
『お値段以上のなにか』を求めて現地に赴き、週末メインで活動中!

趣味|ビーチコーミング・釣り・トレッキング・グルメ巡り

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