外側さくっ!中ふんわりの甘い『スイーツがんも』が稲荷ずしとサンドイッチになってさらに人気に
『スイーツがんも』は富士富士宮市で作られてきた甘口の味付けされた『がんもどき』のことで、味付けがんもの歴史は100年以上になります
同地域では
『はんぺん』と言ったら『つみれみたいな黒(…って、それ以外あるの?)』
『がんもどき』と言ったら『甘くってテラテラとした艶があるがんもどき(…って、それ以外あるの?)』
というくらいに根付いている地域独特の伝統食『ソウルフード』で、『スイーツ(甘い)』と付けられたのはごく最近の事ですが、既にその名称は広く浸透しています
【金沢豆腐店】で作られている四つ葉のクローバー様の形をした『スイーツがんも』は、その形と厚さとジューシーさと…それを使った『料理』を販売し話題や人気になっていて現在は2種
『がんもどきを使ったサンドイッチ(がんもいっち)』
『がんもどきを使った稲荷ずし(がんもなり)』
一見ミスマッチにも感じられるこの不思議な商品を今回は紹介します!
メニュー
町の小さなお豆腐屋さん【金沢豆腐店】でお豆腐や納豆の他に売られている『スイーツがんも』は、バラ売りで1枚200円(※2024年7月現在)
100年以上前からあると言われている郷土食の『味付けがんも』
10年ほど前から『スイーツがんも』と命名されたソウルフードは、水分を飛ばした豆腐に刻んだニンジン塩を入れ、そこに砂糖と黒ゴマを加え油で揚げたもので厚さは1.5~2㎝にもなり、外側は揚げたての厚揚げの様にカリッ!と、中は柔らかく白くジューシー
焦がし醤油の様に見える『照り』は砂糖が焦げたものなんですって
『スイーツがんも』は冷たいままでも少し温めて食べてもOK!
甘辛い濃い味付けは外側のみなので、食べてみると意外とあっさりとした、ほの甘
かつて50軒以上あったという富士市のお豆腐屋さんも6軒となってしまい、毎朝作る濃厚で新鮮な地域の『お豆腐』を見直すきっかけになればという思いから『スイーツがんも』を使った商品を【金沢豆腐店】が地域と共に開発し、催事等で販売する事で地域からも市外・県外からも『地域のお豆腐』が見直されるようになりました
がんもいっち
『スイーツがんも』を使った商品の第1弾がこの『がんもいっち』
竹の皮のようなデザイン印刷包装の中には、『スイーツがんも』を具材として挟んだサンドイッチが2切れ!
想像すると脳内『???』となりそうですが、がんもどきは本来精進料理などでお肉料理の代用としても取り入れられているくらいなので食べてみると意外にも違和感なく食べられます
食感や味の概要は、最近サンドイッチの具材で人気の『厚焼き玉子のサンドイッチ』を想像して貰えたら一番近いかも知れません
食べ進めると、スイーツがんもの外側のカリッ!とした食感と弾力のある内側
そこに千切りキャベツのサクサクとした食感が絡んできます
甘いスイーツがんもと、ちょっとした酸味とほの辛さがある特製ソースが絶妙!
このオリジナルトマトソースは富士市で創作料理『遊々庵』を営む柴田氏が
パンも市内の老舗パン屋『松林堂』の6枚切り食パンを使用していて、まさに垣根を越えたタッグが産んだ新感覚のヘルシーフード
こちらの商品は【金沢豆腐店】の店頭や、【金沢豆腐店】が出店する催事でも購入する事ができます
1pack2切れ550円(※2024年7月現在価格)
がんもなり(がんもどき稲荷寿司)
『がんもなり』は最近お目見えしたスイーツがんもを使用した商品の第2弾!
スイーツがんもの売れ行きが上々で、普通の『お揚げ』の製造がままならなくなり『金沢豆腐店』の油揚げでお稲荷さんを作っていた常連さんが、それならばと『スイーツがんも』を油揚げの代わりに使い『お稲荷さん』にしたのがきっかけなのだとか?
『スイーツがんも』を半分に切り、内側に切れ込みを入れ中に酢飯を詰めてあるのですが、酢飯に生姜の酢漬けと白ごまを混ぜ込んでいて、さわやかで食べ応えもあり絶品!
1pack(2個入り)500円(※2024年7月現在価格)
ダヤンも催事で初めて見かけた時に興味本位で購入したら思った以上の『お稲荷さん』だったので、催事では無く【金沢豆腐店】の店頭で販売していないのかと尋ねたところ、どうかスイーツがんもを購入してご自身で作って下さい…って(あらま笑)
または同じく富士市の惣菜店【はんなりキッチン結】では毎日販売しているので是非!というお話でした
まあ、お豆腐屋さんに『白飯炊いて酢飯を作れ』って言うのも酷かな~と思ったのですが、なんと!
余りの評判で『土曜日のみ』ですが、【金沢豆腐店】の店頭でも時々販売する事になったのだとか(笑)
大量生産はしていないので来店前に確認の電話を入れる事をお勧めします
外観・店内
創業大正2年!伝統の手法をかたくなに守り続け手作りに拘った【金沢豆腐店】ですが、外観は新しめで可愛らしい街角の豆腐店といった雰囲気の外観で、角地にありながら建屋を絶妙な角度で建てている為柔らかな印象を受けます
現在ガラスの自動扉は故障しているそうで、現在手動で店内に入ります
店内
店内は、ガラスショーケースが置いてあり中にチルド品が陳列されていますが…残念ながら結露でよく見えず(汗)
壁に様々な掲示物が貼ってあり、キョロキョロしてしまいます
店内はそんなに広くは無く、利用者が手に取って商品を購入できるものは殆どなく、会計口でオーダーしてお店の方に取って頂く方式です
店主が非常に物腰が柔らかく、明らかに『おのぼりさん』のような挙動不審な(笑)私たちにも丁寧に色々な説明をして下さるのが印象的でした
アクセス・場所・駐車場情報
県道22号線(三島富士線)通称『根方街道』と呼ばれる歴史ある旧道沿いにあります
この『根方街道』は古くからの道と新しくできた道が複雑に絡んでいて、周囲には住宅街と工場が混在し急な道幅の変更等もあり少し走り難い道路となっていますので、通行の際にはお気をつけ下さい
地元民で無い人が行く場合は県道22号線と24号線が交差する2段式信号交差点『和田町信号交差点』を東へ向かって道なりに進んで行くのが分かり易いかと思います
そこから【金沢豆腐店】までは道なりに1.1㎞ほど進んで行きます
駐車場情報
2か所の専用駐車場を完備しています
1か所は店舗の右隣
もう1か所は店舗から和田町よりに数メートル離れた店舗裏手側になり
合計で7台ほどが利用可能となっています
『スイーツがんも』は細うどんに上品でシンプルな味付けの出し汁をかけて、お揚げの様に頂くと…上品な甘さと、油揚げとは違ったボリュームでいつものうどんがグレードアップするので、お家で簡単『スイーツがんもうどん』もおすすめです!
富士・富士宮市一帯で昔から親しまれてきた郷土食の甘い味付けのがんもどき『スイーツがんも』を使った新感覚メニュー『サンドイッチ形状のがんもいっち』と、『稲荷ずし形状のがんもなり』は富士市の老舗豆腐店【金沢豆腐】で購入可能です
『がんもいっち』は営業日毎日、『がんもなり』は指定土曜日に販売される事が多いようですが早い時間の売り切れもあり!
購入予定の方は事前に電話確認する事をお勧めします
【金沢豆腐店】
住所
静岡県富士市今泉4-1-13
電話番号
0545-52-1640
営業時間
9:00~17:30
定休日
日曜日・臨時休業あり
駐車場
あり・無料|第1・2あり
その他
公式HPはこちら⇒【金沢豆腐店】🔍