決められていた前向きな閉店…でも切ない!オープン当初から10年間と決めて営業を始めた富士市のパン屋【嬉楽なパン工房ルヴァン】は11月30日に閉店らしい
いつもは余り足を運ばない富士市新富士駅南側に所用があり、そのついでに周辺を散策してみようと言う事になってGoogleマップに投稿された写真を見て行くと…とあるパン屋さんで気になる一文を載せた外観写真をみつけました
一年以内に閉店?
『閉店を予言する』ような、新手の嫌がらせともとれる写真投稿に、お店のHPやInstagramを調べてみると…そのクチコミ写真は嫌がらせでもなんでもない事がわかりました
元々パン屋さんだった建物を10年契約で借りて2015年にオープンした【嬉楽なパン工房ルヴァン】
オーナーでもあるパン職人(ベーカー)の御主人の定年退職に合わせ、ご夫婦お2人で経営されているのだそうですが…ここの御主人、ただ単にパンが好きで定年後に始めちゃった~みたいな方ではなく、その経歴が『パン一筋過ぎて凄い』のです!
『ベーカー兼オーナーの職歴』
大学卒業後、パンの会社に就職。
和菓子・洋菓子・パンの技術を習得し、シンガポールに7年赴任。
コンサルタントとして日本のパンを現地で定着させる。
その間、アジア・アメリカ・ヨーロッパ等で見聞を広め帰国後、セブンイレブンのパン会社の設立に携わり定年まで製造部長として働く。
定年後、海外で学んだ知識を基に自家製天然酵母の店【ルヴァン】をオープンする。
ーパンフレットより抜粋ー
店舗を持つにあたり、奥様も仕事を退職し2人3脚でお店を運営してきたそうだ
建物契約が10年という期間付き
移転するとしてもまた物件を探し、一からいろいろなものを購入をしてやり始めるのにはもう、少ししんどい…
契約時の『10年』が目前に迫ってくる中で、当初の計画通り『10年やり切ってお店を閉める』というのは納得できるし潔いが、TV取材も度々訪れファンも獲得した地元密着のパン屋と考えると切ない気分になってしまう
閉店まで後、2か月と10日ほどに迫った【嬉楽なパン工房ルヴァン】の紹介です
メニュー
他店舗には無い様な種類のパンを多く取り扱っていて、大豆から抽出されたギャバを配合した大豆ギャバローフは、【ルヴァン】でしか扱っていないだろうという自負を持っていらっしゃいます
健康志向の食品でGAVA(天然アミノ酸)が含まれている商品を時々みかけますよね
ギャバには抗ストレス作用があり、血圧を下げる・中性脂肪を抑える・肝臓や腎臓の働きを高めるという効果が期待できるので、血糖値高めの方や血圧高めの方などの悩みを抱えているけどパンが食べたい!とおっしゃる方々にお奨めできるそうです
店名の『ルヴァン』は発酵種のことで、北海道産小麦にレーズン発酵種を使用
(パンによっては天然酵母と組み合わせ)
乳酸菌の働きで奥深く風味豊かな味になり、時間が経ってもしっとりとした食感が特徴
取り扱いパン種は50~60種ほどあるそうなのですが、時間帯によってはかなり少なくなっているかも知れません
人気のパンは早くから売り切れ(または予約で終わり)…なんてこともある様で、予約可能ですので欲しい商品がある場合は電話予約を推奨します
しらすパン
値段を失念してしまいました(汗)
230円or255円(外)です
1日限定10個製造の『富士ブランド認定品』のパンで、予約で無ければ店頭に並ぶことさえも珍しい様な人気の逸品です

1日10個限定『しらすパン』
(予約電話してみたら、奇跡的に残り1個ありました!)
以前は『しらす』の焼き印がされていた様ですが、現在は富士山の焼き印がなされています
『しらす』は富士市の田子の浦港特産で、バター味の塩パンにしらすのチリメン干しをたっぷり詰めたパン

最近1日の塩分摂取をできるだけ控える様に言われているダヤンには濃く感じる塩粒ですが、これがまた旨いんだ!😂
県外へのお土産に持って行かれる方も多い商品です
カレーパン(290円・外)
カレーパンには『トロ玉子焼きカレーパン』と、『大辛口カレーパン』がある様です
お気に入りは『トロ玉子焼きカレーパン』の方
揚げパンで無く、表面にパン粉をまぶした生地を用いて焼いて調理しているようで、冷めても油返りが気にならないのが特徴です

柔らかく茹でた卵をビーフ100%のカレーで包んであり、辛さも丁度よくカレーも美味しい!
メロンパン(ホイップクリーム追加)210円+40円(外)
『あんぱん』『メロンパン』『メロンクロワッサン』には+40円でオーダーが入った後で、ホイップクリームをたっぷりとサンドしてもらえます

それでなくてもしっとりさっくりしているメロンパンとホイップクリームのコンビネーションは、その辺のショートケーキでは敵わない様な風味と満足感とボリュームがあります

購入後すぐ食べるか、保冷バッグを持参で冷やしてから食べる事をおすすめします
ガーリックトーストラスク
値段を失念してしまいました(汗)
230円or255円(外)です
フォロワー様が大好きだという『ガーリックトースト』
高級レストランでワインと一緒に提供されても全然おかしくないクオリティーの高さ!

ラスクも評判がとても良いらしい
ガーリックの薫りとたっぷりのバターと塩味とカリッカリボリッボリの食感!
【ルヴァン】のラスクは、出張販売先でも好評で『あのパン屋さんはどこのパン屋さん?』と、購入者から問い合わせがあるくらいなんだそうです!
外観・店内
【嬉楽なパン工房 ルヴァン】になる前もベーカリーだった建物の様です
外観がスタイリッシュなデザイナーズハウスの様な感じで美容院のような建物にも見えますね

グレーの外壁に、深紅に塗られた筋交いの鉄骨が印象的です
店内
店内中央に島が1つ

壁に沿ってぐるりと棚が設けられています

裸で置いてあるものも多く、それらの商品にはカバーが被せてありました
『しらすパン』限定10個は少なっ!と思いましたが、しらすパンに限らずどの種類も積み上げるほどの数は作られていない様です
トレーとトングを手にして利用者が好きな物をとって行くタイプです
アクセス・場所・駐車場情報
JR新富士駅の南、富士由比バイパス(国道1号線)の更に南側になります
JR新富士駅から県道174号線を南下
富士由比バイパスとの信号交差点『宮島東』を左折して550m東に進み、『中野浦信号交差点』を右折
450m道なりに進んだ右手が店舗になっています
駐車場情報
店舗前に専用駐車場が5台分あります
‐
自身のポリシーとして、
『開店場所を追いかけなければならないホームの無い移動販売』
『営業日が極端に少ない店』
『紹介しても読者様が気が付いた時には閉店してしまっているかも知れない閉店予定間近の店』
は記事を興さない事にしていて、今回は自分ポリシーに抵触する事になってしまったのですが書かずにはいられませんでした…
【ルヴァン】が閉店してしまっても、美味しかったパンの記憶や丁寧な仕事ぶりのオーナー、快活で楽しい奥さんの接客はきっと、購入者さんの心にずっと残っていると思っています
静かで穏やかな閉店を見守りたいと思います
パン一筋に生きてこられたオーナー兼ベーカーの御主人と、それを支える奥様がご主人の定年退職を機に10年の期限を設け始めたパン工房【嬉楽なパン工房 ルヴァン】
真面目なパン作り、健康に留意した唯一無二のパンを手ごろな価格で提供してきた【ルヴァン】は、2025年11月30日をもって閉店とする予定となっています
【嬉楽なパン工房 ルヴァン】
住所
静岡県富士市中丸409−1
電話番号
0545‐64‐5765
営業時間
9:00~18:00
※パンが無くなり次第閉店
定休日
日曜日・月曜日
駐車場
あり・無料|店舗前に4~5台
その他
公式HPはこちら⇒【嬉楽なパン工房 ルヴァン】🔍
Instagramはこちら⇐
電話予約可
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