井出トマト農園|富士山の麓でトマト狩り!キャンプ可能テーマパーク

富士宮特産・名物

富士山の麓 標高800m地点の『富士高原農場』!高さ7.7m・1200坪の高軒巨大ハウス内トマトの壁から12種の好きなトマトをもいで40分食べ放題!

『トマトが赤くなると医者が青くなる』

トマトの美味しい季節は病気になる人(患者)が少なくなって医者が青ざめると昔から言われる様にトマトは、風邪をひきにくくするビタミンCが多い野菜

ほかにも葉酸、カリウム、β-カロテン、食物繊維など体にいい成分がたっぷりで強力な抗酸化作用を持つ注目の機能性成分リコピン(リコペン)も豊富なので、生活習慣病予防にも効果的!

そんな『トマト』を10種類以上、富士山の麓にある全天候型巨大ハウス内の樹上から自分で選んで、もいで食べられる『トマトのテーマパーク』を見つけました!

数年前から噂には聴いていてネット検索するも、なぜか『神奈川県藤沢』情報ばかり…?

それもその筈で、今回紹介する『井出トマト農園』の歴史は

1730年頃富士山西側から神奈川藤沢へ先祖が移転

1930年トマト生産を神奈川藤沢市で開始(藤沢農場)

2018年に富士高原農場完成

と、ご先祖は富士宮と大いに関りがあるものの『井出トマト農園』の本社と第1号農場は神奈川県藤沢市で発足
6年ほど前に『富士朝霧高原エリア』に農場が完成したところです

今回やっとWEBで発見できたので、先にネット予約をして伺って来ました
(当日いきなり来場は利用が難しい様です)

富士高原農場のトマト狩り可能期間は9カ月間、8月5日ごろ~翌4月21日まで
(※トマトの植え替え時期と年末年始は休止)

開始時間は10時から
定員は50名まで

陽射しが痛いほど照り付けるお盆期間中、ハウス内の暑さは大丈夫だろうか?
どんな服装や持ち物で行けばいいんだろう?
トマトはどんな状態でどのくらいなっているんだろう?

期待と不安を胸に、いざ『初・トマト狩り』体験です!

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ハウス内部

敷地内にある見た事も無い『プラント』の様な巨大な栽培ハウス

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
高軒の巨大ハウス内で開催されるトマト狩り!入口から入り右手グッズ売り場奥にある場所で受付

受付エリアで予約済みのむねを伝え、料金を支払い手を消毒し内扉(巻き上げシートシャッター)を開け『栽培エリア』へ入ります

スタッフさんから『もぎ方』や『美味しいトマトの見分け方』『ヘタの処理』などのレクチャーを受け、『食べ放題』へ出発!

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
スタッフから注意事項などのレクチャーを受けます。持ち帰り(量り売り)用は備え付けのビニール利用
富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
注意事項などのガイドブック

ここへ来る前の想像では…

おそらく『いちご狩り』みたいな感じで
『ここの畝がお宅が食べていい列です~!(他のハウスや畝はダメです)食べられる種類は〇〇と〇〇です』とか言われて(制限付き)、苗の高さはあっても大人目線くらいだろう…

な~んて思っていたのですが、トマト狩りの現実は想像をはるかに超えていました!

【井出トマト農園・富士高原農場】で栽培されているトマトは『小玉9種』『中玉1種』『大玉2種』各種併せて12種!

その12種すべてのエリアを自分で周って好きなものを もいで40分間食べる事ができます!

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
ハウス内見取り図。この並びの畝で全てのトマトが栽培されていて全て食す事ができます

ハウスの広さは1200坪!

おちおちしていたら全ての場所・全ての種を廻る事ができません!

しかも、この高さはなんでしょうか?
トマトってこんなに大きくなるものなんでしょうか?

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
苗木のこの高さは、なにっ!!!?

独自の研究された栽培法で育成された壁の様にそそり立つ苗木は、ハウスの高さが7.7mというので おそらくは4~5mは軽くある様に見えます
(9mにもなる事もある様です!)

現在赤く見えるトマトの上限くらいが背伸びして手を伸ばしてやっと採れるくらいの高さなので、後半はもっと高い位置(脚立や梯子で採る感じ?)の実が熟してきそうです

その壁に『ぶどうの房』の様にたわわに『トマト』がなっていて…見た事も無い光景が広がっていて圧巻の一言です

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog

『狩り』開始前にハウス内マップを渡されているので、それを参考に畝を1つ1つ確認(畝の前にも品種札がついています)しながら、つまみ食いしながら(笑)好みのトマトを見つけて行きます

畝の奥は繋がっていない(行き止まり)なので奥まで行ったら戻って来なければなりません

全品種まわった所で既に15分経過(笑)

いちご狩りと違うのは『ヘタ用のカップ』『練乳』が無く、ヘタは下(通路)へ
果肉が残ってしまったもの(おそらく大玉)は『入口付近にあるバケツの中』へ入れる様に指示があり、手ぶらで『狩り』に臨めることですね

栽培されていた品種詳細・感想

栽培されていたのは以下☟

【ミニ】
▪シュプリー(8.7) ▪グラ―ミ(8.5) ▪ブレニー(8.1) ▪ハニードロップ(7.9) ▪華こまち(7.6) ▪ピッコラルージュ(7.3) ▪イエローアイコ(7.2) ▪トスカーナバイオレット(6.3) ▪アイコ(6.3)

【中玉】
▪フルティカ(6.0)

【大玉】
▪麗月(5.2) ▪かれん(5.2)

カラーは『トマトの色』そのものでカラフル♪

色だけではなく、食感・果肉の厚さ・甘さ・酸味・香りなどどれも少しづつ違っていて『フルティカ』や『アイコ』はスーパーなどでも見かける機会がありますが、見た事もないような珍しい種類もあります

因みに()内の数字は糖度の目安(2024年7月末現在の値)
 ※『井出トマト農園グッズ直売コーナー』に貼りだしてありました

これだけ見ると『シュプリー』って種類が甘くて1番良さげに見えるのですが、実際食べた所ではダヤンは『グーラミ』『イエローアイコ』『ハニードロップ』の甘さと酸味と食感と香りが一番好みでした

因みに【井出トマト農園富士高原農場】のトマトの糖度が増すのは『春』らしいので、もっと甘くなるって事ですね
また季節を変えて行ってみたいと思います

トマトは赤いものは真っ赤、黄色いものはまっ黄色、オレンジは色が濃いオレンジのトマトが甘くて美味しいらしいのですが、『グーラミ』(緑)に関しては少し薄黄になって実が柔らかめになったものがメロンみたいに甘いと教えて頂いたのですが…色の見分けが超むずかったです(笑)

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
その種が持つ色が一番濃く発色しているのが熟した旨いトマト

富士山のバナジウム水を地下から汲み上げ使用
GGAP認証(食品安全・労働環境・環境保全に配慮した持続的な農業を実践する国際基準)を取得し、養液栽培で農薬だけに頼らないIPM防除の考えを取り入れ安全や環境に配慮したトマトづくりに取り組んでいて、受粉にはいちご狩りと同じく『蜂』による受粉が行われています

いちご狩りでは30個食べたー!とか40個食べたー!ってレベルで食べまくっているのですが、移動したり吟味したり広いエリアをまた戻ったりして、ハウス内でトマトを食べた総数は20個くらいでした(うち2個大玉種)

大玉にも挑戦しましたが、数個でお腹いっぱいになっちゃうし売店で販売しているトマトの方が大玉に関しては色も真っ赤で美味しそうでしたので、大玉を食べ放題品目で食べるのは余程の大食い又はトマト好きでない限り辞めた方が無難です

あらかた食べ、好みの品種も分かった所で『お土産用』の収穫を始めました!

早くしないと40分経っちゃうっ!!

お土産・量り売り用を作ってみた

ダヤンは自分が美味しいと思った種類5種ほどで、ダンニャは満遍なく(笑)

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
量り売りは料金別途

2袋併せて770g、1386円でした(※季節で価格が変動します

持ち帰りについては量り売りで可能
持ち帰り料金(100gあたり)
大玉  約70-100円前後
中玉 約110-150円前後
ミニ 約180-200円前後
※持ち帰り料金は目安となっていて、時期により変動します

家に帰って冷やして食べてみると、ハウスとはまた違った美味しさ甘さが引きたって良かったです

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
量り売りで購入して家で冷やしたトマト!更に旨い!

『トマト狩り』に参加しなくても、販売場所で収穫されたトマトの直売があり購入できるのですが、自分で好きなものを詰める様に色々な種類は混じったものを販売していなかったので、そこが少し残念
(※通販制度がありそこでは色々購入可能)

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
甘熟トマトの販売もありました

でも『狩り』に行く前に【井出トマト農園】のトマトがどんな品質なのかを体感するのには、販売されているものを購入するのも良いかも知れないですね

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予約申し込み方法

8月5日から『トマト狩り』が開始される!

と知って、ネットで探してみたら8月分が7月末から既に予約可能になっていたので、HPから慌てて申し込みました(1ヵ月先まで申し込み可能)

定員は1日50名

日にちと人数の予約をしたら、予約日の『9:45~13:00』の間に来場し受付・支払いをします

細かい時間指定では無いので気が楽ですが、空調が多少効いているとはいえハウス内なので、 夏場は少しでも早い時間が良いかな~(汗)

まだそれほどメジャーにはなっていない様で、今の内なら1日50名の人数枠や当日のハウス内でも争奪戦にはならずに参加できると思います

料金
大人(高校生以上)1,300円
小人(小・中学生)800円
幼児(4歳以上)400円
※3歳以下のお子様は無料

HPで予約

HPで利用申し込みができます

1か月前からの申し込みが可能で、撮影などで貸し切りの場合は予約ができないようになっています

申し込みは『予約日』『予約人数』『代表者の氏名・読み仮名』『メアド』『電話番号』の情報が必要になります

支払いは当日現地になります

【井出トマト農園 富士高原農場】トマト狩り申し込み

『じゃらん』で予約

HPで受付終了していても『じゃらん枠』が残っている事が在るそうです

『じゃらん』で『井出トマト農園 富士高原』で検索してみてください

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用意するもの・注意点

帽子・タオル・飲料(甘くない飲み物・甘いものは虫が寄って来たり腐敗の原因になるので不可)、お子様が要る場合はエプロンなどの汚れ対策が必要かも知れませんが、基本手ぶらでOK!

座る所は入口付近に椅子が2脚用意されていて、暑いと感じたら自分でシートシャッターのボタンを押して外に出たり入ったりすることも可能です(が、座ったり出入りしている時間が勿体ないですw)

ハウス内でも多少空調が効いていますが40分もしてくると汗ばんで来ます

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施設案内

【井出トマト農園 富士高原農場】はその立地を活かし、富士山の全景が見えるフィールド『富士高原農場トマトフィールド施設』(食のアクティビティーやテントサイト)を併設しています

丁度伺った時には晴れているのにも関わらず、富士山だけが雲に隠れている状況でしたが

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
晴れているのに富士山だけが雲の中
富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
トマトフィールドには多くの利用者が

富士山が出ている時の景観は素晴らしい様で、HPに写真がたくさん掲載されていました
(下記の施設HPで確認してください)

ハウス内にはキャンプ等に必要な薪や、トマトの加工食品・アイス・ピザなども販売しています

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
ハウス内ではトマトの他に、薪やアイスの販売なども

トイレも土禁・水洗で新しく綺麗でしたし、富士山の湧き水『バナジウム水』は飲料として使えるそうで、キャンプやデイを楽しんでいる方がちらほらといらっしゃいました

因みに、月初めに富士宮市北部でキャンプ(バーベキュー)をする機会があったら、人穴の『富士山岡村牛』の牛肉販売会開催のチャンスがあるので、こちらの利用もお勧めします!

【井出トマト農園富士高原農場】からは車で7分4.2㎞の場所です
(記事は古い訪問情報ですが、今年9月販売会も8/31・9/1・9/2と予定されているとの事です)

超レア!再訪必至!幻の富士山岡村牛の販売会は 月1回のみ、山の中でひっそり開催 | 今日はどこ行く?何食べる?
特にコレといった目的もないドライブ中 ひと気のあまり無い山間の幹線脇に ポツンと目をひく1枚の怪しげな、簡易的に括りつけられたポスター 赤1色のそのポスターには、不敵に笑う『牛』のイラスト... その下には大きく『岡村牛』⇨の文字! その先

朝霧高原付近では新しいキャンプ地や人気のキャンプ地があちらこちらにありますが、【井出トマト農園のトマトフィールド】は『トマト狩り』『屋外で新鮮なトマトを使ったトマト料理が楽しめる』という事で『とまとっぱら』とも呼ばれているそうで、ちょっと変わった穴場だと思いました

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アクセス・場所・駐車場情報

山梨県鳴沢方面へ抜ける『富士宮鳴沢線』(県道71号線)から少し森の中へ、細い私道?を入って行った場所になります

東名富士IC方面から富士宮道路(国道139号線)経由の場合は上井出ICで降りて、白糸の滝信号交差点を左折

大月線(富士富士宮線・県道414号線)と交差する上井出信号交差点を右手前に右折
県道71・75号の重複線(富士宮鳴沢線)に入ります

4.8㎞北上して以前ご紹介した【ブロカントハウスJiJi】

Brocante House JiJi(ブロカントハウス ジジ)|映えるかき氷!?がワンコインから
限定ランチ1000円10食も魅力的ですが、予約なしで食べられるかき氷3種が【Brocante House JiJi(ブロカントハウスジジ)】で7月から始まりました!手作りシロップ・手作り餡子・フルーツたっぷりで税込み500円~!

の前を少し過ぎた辺りで右折し、県道71号線『富士吉田方面』へ向かいます

右折してから道なりに2.9㎞ほど進むと、左手の森が一旦途切れたような場所に幟や看板が立っている『狭い脇道』があるのでそこを左折して

300mほど奥へ進んで行きます

右手に巨大なハウスが見えます、そのハウスが【井出トマト農園富士高原農場】となっています

駐車場情報

敷地に入って行くと、すぐ右のフィールドではキャンプをしている方を見かけるかも知れません

駐車場は『巨大ハウス』の前

富士宮市【井出トマト農場富士高原農場】ダヤンテールblog
巨大ハウス前が駐車場・緑のコンテナがトイレ

15台ほど停められるようですが、キャンパー(トマトフィールド利用者)と合同駐車場になっていますのでキャンピングカー以外の方はそちらに停めている為に『ハウス内利用者以上』に車が停まっています

キャンパー(子供など)の出入りもあるので、入出庫には気を付けて下さい

入口はいちばん北側になっていて、ハウス屋外に『土足禁止』トイレや手洗い場などがあります

CHECKPOINT
富士山の麓、富士宮市の北部地区の巨大ハウス内で大きく育てられたトマトの苗木から、好きなトマトを自分でもいで食す『トマトの食べ放題』可能な施設【井出トマト農園富士高原農場】
事前予約必要です(※1ヵ月前より可能・電話でも可能)
トマトの種類は12種以上で全てのトマトを40分間、自分で選定・もいで食べて40分間の食べ放題
自分で選んだトマトを量り売りの持ち帰りも可能です
冬場でも営業日はトマト狩り可能ですが、周辺道路の凍結等に注意が必要です
トマト狩りは完全屋内なので、雨天で他のアクティビティが限られていても楽しめます

【井出トマト農園 富士高原農場】
 住所
静岡県富士宮市人穴756-2
 電話番号
080-8715-4421
 営業時間
10:00~14:00
 定休日
年末年始(12/31~1/3)不可
苗の育成期間(4/22〜8/4)トマト狩り不可
撮影日等貸し切りの場合も不可
▪詳しくは電話かHPカレンダーで要確認
 駐車場
あり・無料|15台(トマトフィールド利用者と共同)
 その他
公式HPはこちら⇒【井出トマト農園富士高原農場🔍

ライター
ダヤンテール
ダヤンテール

食品の製造・営業・販売の仕事を経て、現在は食品の衛生管理・検査をする仕事に従事しています

25年以上の地元飲食物との関りを活かし、富士富士宮の逸品や地方都市ならではの良さがある飲食店、お値段以上の満足・クオリティーを感じる店を、忖度無しの立場で紹介します

静岡県東部地域局(富士山美観回廊遊食ネットワーク)協賛ブログ
富士山周辺(山梨県・静岡県東部・伊豆)【今日はどこ行く?何食べる?】は2018年6月から掲載継続中

2024年6月から新たに開始した妹ブログ【グルメグ】では、アジア太平洋地域の旅行者が注目する旅行先第4位にもなった生まれ育った富士・富士宮市のおすすめ飲食・逸品情報を限定して発信しています

静岡県富士宮市生まれ在住
女性・昭和生まれ・おうし座・A型
爆盛りと脂身と牡蠣が苦手
古民家・富士山・ボタニカルカフェをこよなく愛し
『お値段以上のなにか』を求めて現地に赴き、週末メインで活動中!

趣味|ビーチコーミング・釣り・トレッキング・グルメ巡り

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