靴を脱いであがる古民家リノベカフェは、先代からのメニューも引き継ぐ静かな隠れ家的飲食店
『信楽焼のタヌキがエプロンつけていたらお店あいてるよ』この情報で20年近く地域で愛されていた古民家カフェですが、震災の年に現マスターのお母さまがやっていらした【円居茶屋】は閉店されてしまいました
古き良きものが揃ったこの場所をもう一度カフェとして息子さん(現マスター)が蘇らせたのが2021年10月
オープン当初は『SNSが苦手で…』と仰っていたマスターですが、翌年にはちゃんとInstagramも使いこなされていて、やりたいと仰っていたランチメニューも扱われるようになっていました
【円居茶屋】の看板商品であった『切り餅ぜんざい』は受け継いだレシピで、【古民家カフェMadoi】でも看板商品となっています
『餡子が美味しい和甘味カフェMadoi』
今回はこれからの暑い時期にぴったりなひんやりスイーツ【古民家カフェMadoi】の『あんみつ寒天』をご紹介します
アクセス・場所・駐車場情報
富士富士宮由比線(県道76号線)を富士川方面に向かって南下
『潤井川』を渡り『ファミリーマート富士宮野中店』がある信号交差点を左折し、210m先左手に『野中こども園』があり、丁度その反対側右手が【古民家カフェMadoi】になっていて
隣にある整備工場SUZUKI(信栄自動車)の大きな看板の横に、先代からのシンボル『人等身大のタヌキの置物』が佇んでいるので特徴的で見つけやすいと思います
この焼きもののタヌキ、面白いでしょ?
髪を結って着物を着ていて、よくある台帳と酒瓶片手のタヌキとは品格が違いますね
駐車場情報
駐車場は『道沿いの店舗前砂利敷のところへ2台』と
連絡通路が少し狭いのですが『店舗横の脇道を進んだ左手奥の広い駐車場に6~7台』停められるようになっています
奥の駐車場は2段になっていますが、利用できるのは手前側だけですので注意してください(※注意看板が立っています)
奥駐車場から店舗までは10mほどしか離れていません
外観・店内
『円居茶屋(まどいちゃや)』が閉店してからかなりの年月が経っていますが、全く手つかずだった建物売却の話が出た時ご子息である現マスターが奮起し古民家をリノベーションし【古民家カフェMadoi】として再建を果たしたのが2021年10月
タヌキの信楽焼エプロンの代わりに、白い魯の暖簾を切妻屋根を設けた棟門にさげオープンがわかる様にしました
暖簾をくぐり東側にある入口に到着するまでのアプローチには、縁起物の立派な鬼瓦や季節の花々が添えられ利用する人の目を楽しませています
崩れ果て散らばった石を集めてマスターが再構築した『水琴窟』がアプローチの先入口付近と、店内土間の左側にある蹲の横にあるので探してみて下さい
微かではありますが地中に雫が落下する音が響き、暑い最中のいっぷくの涼と古の良き思い出を感じ取れるかも知れませんよ
水琴窟(すいきんくつ)は、日本庭園の装飾のひとつで、手水鉢の近くの地中に作り出した空洞の中に水滴を落とした際に発生する落下音を反響させる装置
京屋町を思わせる風情の千本格子やなまこ壁も良いですね
市内にこんな素敵なカフェがひっそりとできていた事に感激です!
店内
(あれっ?💦閉まってる?)と勘違いするほど重く重厚な扉を開けて店内に入ります
昔は掘りごたつが2か所あった店内は、艶消し黒タイルの土間を挟んで
右奥が囲炉裏端に改装した掘りごたつ式小上がり席(4名~用)が1つ残っています
左手奥は、ソファーや丸テーブル、足踏み式ミシンを利用した色々な形態のテーブル席が3卓程
どちら側も『靴を脱いで利用する』形です
正面カウンター前に椅子が2つほどありますが、グループ的には4組までがマックス収容でしょうか?
ホールには先代のお母さまが集めた名器や、センスの良い食器が飾られたり並べられたりしていて、時々入れ替え
希望があれば販売もして頂けるそうです
BGMはオーナーの趣味であるレーコードが静かにかけられていて、ブルースなどが流れていて静かな大人の隠れ家的雰囲気
壊れやすい物を多く展示してある大人な空間の為、未就学児連れの利用はNGとなっています
メニュー
開店当時に伺った際には無かった『ランチメニュー』が加わり、スイーツメニューにも幅が出ていてひとしきり迷うほどに(汗)
2024年6月現在のメニュー一覧はこちらに☟
以前伺った際の記事はこちらになりますので、宜しければ読んでみて下さい☟
あんみつ寒天(アイストッピング)
蒸し蒸しとしたこの日、店内に入っただけでもう涼しい古民家特有の空気にほっとしながらも優しい冷たさの和スイーツが食べたくなり、選んだのは『あんみつ寒天』600円(※2024年6月現在)
そこにバニラアイスをトッピングした700円のものをオーダー
ブレンドコーヒーも頂きました
因みに、『スイーツを含むフード類』をオーダーするとコーヒー・紅茶は100円引きで頂けて、HOT紅茶はポットで提供して頂けますので時間があってのんびりしたい時には、ダヤンはHOT紅茶をお願いしています
【古民家カフェMadoi】は使用している食器も素敵なので目でも楽しむ事ができます
運ばれて来た『あんみつ寒天+バニラアイストッピング』のビジュはこれ☟
初目で(寒天…どこ?)って思ったのですが、なんと!
シロップだと思っていた部分が全て寒天!😍
柔らか寒天のフルーツ寄せみたいになっています✨
これは良いですね♪あのシロップのおかげで大好きな『餡子』が液体まみれになったりせずに最後まで『餡子』として頂けるし、とっても食べやすい
フルーツは、桃・みかん・パイン・キウイ・さくらんぼが使用されていて、小さなガラス瓶で黒蜜も添えられています
先代のお母さまから受け継いだレシピの『餡子』は、あずきの最高峰『特選豊祝』を炊き上げた自家製
こっくりとした舌ざわりと軽やかで、でも奥深さもある絶品の餡子です
今年の夏も暑くなりそう💦
【古民家カフェMadoi】でいっぷくの涼をとりに来てはいかがですか?
夏限定のかき氷も始まったそうで、自慢の餡子を使用したメニューも勿論あります
住宅が点在する場所にふっと存在する【古民家カフェMadoi】先代であるお母さまのレシピと建具類をご子息の現マスターがリノベーションして今風に進化させた復活した居心地のいい古民家カフェ
雰囲気の良さは勿論、スイーツのビジュアルも味も満足できるカフェで使われている食器もお洒落!
冬場の『ぜんざい』などの和スイーツも良いですが、あんみつやかき氷などの夏のひんやりスイーツもおすすめです!
【古民家カフェMadoi】
住所
静岡県富士宮市野中967-1
電話番号
0544-25-0018
営業時間
11:00~17:00(LO|16:30)
定休日
月・火曜日(※17日(月祝)は営業予定)
駐車場
あり・無料|店舗前2台・第2駐車場6~7台
その他
▪予約可
▪各種支払い方法可
▪未就学児入店不可(骨董品・われものが在る為)
公式HPはこちら⇒Instagram【古民家カフェMadoi】🔍